「全米オープン」最終日のダイジェスト

全米オープン


最終ラウンドで爆発したのが、低迷気味だったビジェイ・シンとトム・カイト。
長いバーディパットを次々と決めて、2人とも(64)をマーク、トム・カイトは5位タイ、ビジェイ・シンは7位タイまで浮上した。
これだけのロースコアが飛び出る最終日なら、とタイガーにも期待が集まる。
しかし4番5番をバーディとしたものの、その後は振るわず、最終ラウンドを(−1)で回り、通算(+3)、12位タイでフィニッシュした。
今回こそ、と気合いの入っていたフィル・ミケルソン。
しかし最終日になぜか狂ってしまうジンクスを払いのけられず、1バーディ・6ボギー(+5)の75を叩き、7位タイ。
またしてもメジャーを手に出来なかった。
セルヒオ・ガルシアも優勝する意気込みで最終日に突入したが、なんと1バーディ・1ダブルボギー・6ボギー(+7)77と総崩れ、12位タイでホールアウトした。
期待のデュバルもこの日(+4)で、16位タイ、最終日に優勝戦線に絡むことなく終わってしまった。
優勝争いは3日目を首位で終えたレティーフ・グーセン、スチュアート・シンク、そして1打差で追うマーク・ブルックス、ロコ・メディエイトの4人で展開された。
序盤にロコ・メディエイトがバーディを取り首位は(−5)で3名に、一方のマーク・ブルックスはボギーで(−3)と2歩後退。
さらにスチュアート・シンクがボギーで首位脱落。
そんな中、レティーフ・グーセンだけが6番で12メートルのバーディパットを決めるなど、一時2打差までリードを伸ばした。
バックナインに入って、低迷していたマーク・ブルックスがチャージをかける。
11番でバーディ、13番ではあわやイーグルというパットをショートしたがバーディと、一気に首位(−5)に並ぶ。
スチュアート・シンクは13番でティーショットを林の中のクリークに入れボギー(−4)。ロコ・メディエイトはバックナインで崩れ(−1)まで後退する。
そして安定したプレーを見せていたレティーフ・グーセンだったが、14番でパーパットを外し(−4)に。しかし唯一の(−5)で最終ホールを迎えたマーク・ブルックズでもが最後の最後にパーパットを外し、(−4)に後退。
その直後、レティーフ・グーセンが15番でバーディを取り(−5)に、すぐさまスチュアート・シンクも17番でバーディで(−5)と追跡。
すでにロッカールームに戻ったマーク・ブルックスは「自分のチャンスはなくなった」と帰り支度を始めた。
しかし運命の悪戯か、最終ホールでスチュアート・シンクが2メートル半のパーパットを外し、さらにボギーパットも外す始末、一気に(−3)に後退してのフィニッシュ。そしてレティーフ・グーセンまでもが、カップまで2メートル半を2パットで決めれば優勝だったがバーディパットを外し、さらに30センチもないパーパッドで外した。
まさか!まさかのどんでん返しでマーク・ブルックスにも優勝への希望がつながった。
「タイガー不調」の番狂わせから始まった第101回大会は、最後まで番狂わせのまま、72ホールでは終わらず、(−4)のレティーフ・グーセンとマーク・ブルックスが明日、プレイオフで最終決着をつけることとなった。

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